新型コロナ、世界の感染者が800万人超える 中南米で急増

[15日 ロイター] – ロイターの集計によると、世界の新型コロナウイルスの感染者が15日、800万人を超えた。中南米で感染が急拡大している。

感染者の約25%に相当する200万人は米国の患者。中南米の感染者も急増しており、全体の21%を占めている。

ブラジルの新型コロナ感染症の患者・死者は、米国に次ぎ世界で2番目に多い。同国の死者数は公式発表で約4万4000人となっているが、公衆衛生の専門家によると、検査体制が整っておらず、実際の死者数は発表をはるかに上回っている公算が大きい。

米国の死者数は11万6000人超。最初の感染が確認されてから数カ月経つが、現在も検査体制の強化を図っている最中だ。

米国の多くの地域では一時、感染者が数週間にわたって減少していたが、その後、新たな感染者や入院患者が過去最多を記録する地域が相次いでいる。

公衆衛生の専門家は、感染者が多かった州で感染第2波のリスクがあるほか、感染第1波を抑制できていない州もあるとし、マスクの着用、大規模な集会の禁止、ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)の確保を呼び掛けている。

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