スウェーデン、抗体保有率6.1%どまり 「集団免疫」の獲得遠く

[ストックホルム 18日 ロイター] – 新型コロナウイルス禍への対応として都市封鎖(ロックダウン)を実施していないスウェーデンで、国民の抗体保有率が約6.1%にとどまっていることが最新の検査で分かった。スウェーデンは国民の多数が感染することで免疫を得る「集団免疫」の獲得を目指しており、期待を裏切る結果となった。

政府のコロナ感染対策を率いる疫学者、アンデシュ・テグネル氏は「感染拡大のレベルは思ったよりも低いが、大幅に低いわけではない」とした上で、新型コロナ感染はクラスター(集団感染)の形で広がり、従来のウイルス動態とは異なると指摘。さらに人口区分に応じて抗体保有率も4—5%から20—25%と開きがあると述べた。

集団免疫は、ある集団において十分な一定人数が感染して免疫を獲得すれば感染拡大を食い止め、残りも感染を免れるという考えだが、新型コロナでは未検証であり、回復した患者の免疫の程度や持続期間も分かっていない。

スウェーデンでは17日、コロナ感染による死者が5000人を突破した。人口当たりのコロナ関連死は他の北欧諸国と比べて高いものの、英国やスぺイン、イタリアなど厳格な都市封鎖を導入した国々よりは低い。

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