【紀元曙光】2020年7月8日

東京都知事選挙。当落だけで言えば、分かっていた通りの結果だった。
▼小池さんの圧勝とは言え、小欄の筆者が意外だったのは、他の候補者も、そこそこの票を獲っていたことだ。現職の都知事が、経験したことのない非常事態に直面してきた。他の候補者には、現職への突っ込みどころはいくらでもある。小池さんは公開討論会でも無難なことしか口にせず、予定通り、耐えて勝った。
▼ともあれ、小池百合子都知事に、再当選を喜ぶ暇はない。連日、三桁におよぶ新たなコロナ感染者を出す東京で、目の前に山積する課題は喫緊のものばかりだ。医療現場は今も必死の奮闘を続けている。医療を絶対に崩壊をさせないことが、現在の都政および国政が死守すべき「背水の陣」である。
▼しかし人間のやることに絶対はない。背水の陣さえも微小なウイルスに突破されることは、高い確率であり得るだろう。感染経路不明者が増大しつつある東京であれば、猶更のこととして「最悪の事態」も想定しておくのが政治家であり行政の長であろう。
▼と言うのが、通常の他社メディアである。大紀元は、以前から伝えている通り、このコロナウイルスを「中共ウイルス」と呼び、医療とは全く異なる次元から、その除去と予防への道筋を明示してきた。それは、中国共産党に親密であり、経済的に深い関係にある国や地域で感染拡大が顕著である事実を踏まえて、中共からの離脱、不支持はもちろん、中共の対極に立ってその延命の道を断つことである。
▼小欄が都民と国民に伝えることも、変わりない。中共許さず。それが日本の未来となる。