自宅待機勧告のスペイン・カタルーニャ、週末に多数が海岸で日光浴

[バルセロナ 19日 ロイター] – スペイン北東部のカタルーニャ自治州・バルセロナのビーチで19日、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないため、当局が自宅での滞在を求める中、多くの人々が日光浴を楽しむ光景が見られた。

観光客に人気のバルセロネタ海岸では、マスクを付けた警官が社会的距離の遵守確認のため巡回する中、人々の数が定員の上限に達し、19日午後に入場制限が行われた。当地では海岸を目指す人の長い列ができた。

当局はこの日、感染危機対策強化の一環として、同州3都市の住民9万6000人超に自宅待機を求めていた。

17日には、バルセロナ市民を含めた400万人に対し、不要不急の外出をしないよう勧告が行われた。

こうした勧告にもかかわらず、ビーチを訪れていたマスク姿の男性(24)は「夏に家にいると暑くてストレスがたまる。週に5日働いており、毎日家では過ごせない。精神の健康が第一だ」と語った。

カタルーニャ保健当局の最新統計によると、19日に確認された同州内の新たな感染者数は944人だった。

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