オーストリア、スーパーなどでマスク着用再義務化 コロナ再拡大

[ウィーン 21日 ロイター] – オーストリアのクルツ首相は21日、新型コロナウイルス感染が過去3週間で再拡大する中、スーパーや銀行、郵便局などでのマスク着用を義務付ける措置を再導入すると発表した。

オーストリアは3月中旬に実施したロックダウン(都市封鎖)措置を約1カ月後に段階的に緩和し、6月15日時点では商店や学校でのマスク着用義務も解除していた。

1日当たりの感染者数は5、6月に50人を下回っていたが、最近になってウィーン近郊や、ドイツやチェコとの国境に近い北部州で集団感染が発生している。

複数の集団感染が教会での集まりに関連しているほか、バルカン諸国からの入国者の間で感染が増えていることから、クルツ首相はバルカン諸国からの入国者への検査要件を厳格化し、教会などでの集まりの規模を制限する方針を示した。

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