米上場の中国企業に規制強化を、共和議員がトランプ政権に要請

[ワシントン 21日 ロイター] – 米共和党のルビオ上院議員は21日、米国で上場する中国企業が米監査基準を満たしていない場合、市場から締め出すべきだとし、ホワイトハウスに対し中国への圧力を強めるよう求めた。

ムニューシン財務長官やクレイトン証券取引委員会(SEC)委員長が参加する作業部会は中国企業を巡る米投資家の保護強化に向け、8月上旬までにホワイトハウスに提言する予定となっている。

ルビオ上院議員は同部会宛ての書簡で、「米取引所に上場済みで、監査報告書が米監査当局の調査を免れている企業の登録は抹消されるべきだ」と指摘。米公開会社会計監督委員会(PACOB)に監査報告書を提出していない中国企業の米国での新規株式公開(IPO)も禁止する必要があるとした。

書簡のコピーを受け取った財務省やSEC、商品先物取引委員会(CFTC)、連邦準備理事会(FRB)は現時点でコメント要請に応じていない。

ルビオ議員はまた、中国企業の不正行為による損害を被った米投資家の法的選択肢を広げるよう当局に求めた。

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