中南米のコロナ感染者400万人突破、ブラジル・アルゼンチンで急増

[サンティアゴ/リオデジャネイロ 22日 ロイター] – ブラジルとアルゼンチンで1日当たりの新型コロナウイルス感染者が22日、過去最多を更新し、中南米地域の感染者数は累計400万人を突破した。

ブラジルでは新たに6万7860人の感染が確認された。同国の感染者は累計で222万7514人。死者は1284人増え、8万2771人となった。

アルゼンチンの新規感染者は5782人。ほとんどが首都ブエノスアイレスやその周辺で確認された。同国の感染者は累計14万1900人となった。

中南米地域でブラジルに次いで2番目に感染者が多いペルーでは、これまで集計に含まれていなかった3688人が追加され、死者の累計が約1万7500人となった。感染者は新たに4463人増え、36万6550人と6月初めの2倍に増加した。

同地域では感染拡大を防ぐため、各国でさまざまな措置が取られているが、いずれの国でも拡大は止まらず、ウイルス封じ込めの難しさを示している。

ブラジルのボルソナロ大統領は今月初めに新型コロナに感染したが、リスクを重要視しない姿勢を維持している。

アルゼンチンとペルーは当初、厳しいロックダウン(封鎖)措置を導入したが、市中感染を食い止めるには至っておらず、ブラジルと同様に経済再開への圧力が強まっている。

メキシコ保健省によると、同国の感染者は22日、6019人増え、36万2274人、死者は790人増の41190人となった。

同国政府は、実際の感染者数は確認されているよりも、かなり多いとみている。

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