英国、新型コロナ検疫強化巡り独仏の状況を注視=保健担当相

[ロンドン 27日 ロイター] – ワッテリー英保健担当閣外相は27日、スペインからの入国者への検疫を強化したことについて、ドイツとフランスについても新型コロナウイルス感染状況を注視していると明らかにした。

スペインで新型コロナの感染が再び急増していることを受けて、英政府はスペインからの全ての入国者に14日間の隔離措置を義務付けた。

ワッテリー氏はスカイ・ニュースの番組で、次はドイツとフランスが隔離の対象になるかとの質問に対し「状況を検討する必要がある。国民もそう望んでいるはずだ」と述べた。

「仮に現在隔離を必要としていない国で(感染者の)割合が上昇すれば、措置を取らざるを得ない。英国で新型コロナが再び流行するリスクを冒すことはできない」と説明した。

スペインは英国の旅行者に人気のカナリア諸島とバレアレス諸島を隔離の対象から外すよう英政府に要請している。

ワッテリー氏はBBCに「(スペインの)一部の島では実際、陽性率が上昇している。また旅行者は島と本土を行き来している。従って英国民を守るための最善策を講じる必要がある」と述べた。

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