インド、薬品・医療機器生産を拡大へ 中国からの輸入依存を低減

[ベンガルール 27日 ロイター] – インドのサダナンダ・ゴウダ化学薬品・肥料担当相は27日、特に中国からの輸入依存度を減らすため、薬品・医療機器の国内生産を増加させる計画の概要を明らかにした。

計画は、薬品や医療機器を開発するため研究・製造拠点を全土に設立することが盛り込まれている。

インドは過去数週間で多くの中国製アプリを禁止し、外国投資や公的調達を厳格化した。インド軍と中国軍が先月、国境で衝突し、死者が出たことを受け、インドに影響力を持つ中国に対抗する狙いがある。中国政府はこれらの措置を差別だと非難している。

世界の薬局と称されるインドの製薬部門は400億ドル規模で、後発医薬品(ジェネリック)の供給で信頼されている。ただ、製薬の有効成分(原材料)のうち、およそ7割を中国からの輸入に頼っている。

ゴウダ氏は、新型コロナウイルスの感染拡大は「国の健康の安全保障への脅威だ」とツイートし、製造拠点は「およそ2─3年」以内に稼働を始めるとの見方を示した。

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