香港、コロナ大規模感染の瀬戸際と警告 長官「できる限り家に」

[香港 29日 ロイター] – 香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、香港は新型コロナウイルスの大規模な感染が発生する瀬戸際にあると警告、できる限り自宅にとどまるよう市民らに求めた。

香港では29日から、コロナ感染拡大防止に向けた行動制限が強化された。2人を超える集まりやレストランでの飲食が全面的に禁止されたほか、公共の場所では屋外、屋内を問わずマスクの着用が義務付けられた。

長官は28日夜に声明文を出し「大規模な市中感染に直面している。医療が崩壊し、高齢者らの命が失われかねない」と強調。

「愛する人々や医療関係者、そして香港を守るため、ソーシャルディスタンス(社会的距離)をしっかりと確保し、できる限り自宅にとどまってほしい」と訴えた。

香港ではこの3週間、新型コロナの市中感染例が急増している。

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