タイ首都バンコク郊外で学生による過去最大規模の反政府集会

[バンコク 10日 ロイター] – タイの首都バンコク郊外のタマサート大学で10日、学生による過去最大規模の反政府集会が開かれた。4000人前後の学生が「民主主義万歳」と声を上げ、プラユット首相の退陣などを求める声を上げた。

これに先立ち、議会前では政府支持派が集まり、学生の抗議活動がタイの王制を脅かしかねないと主張した。反政府を唱える学生の間で王制に言及する動きは広がっており、最近の集会では王制改革の要求も持ち出された。

学生側は、政府支持派がことさらに対立をあおり、軍の新たな介入を招く恐れがあると批判。マハサラカム大学の活動家ニック・ナタウィットさんは「われわれはそうした事態を望まないし、反対する」と訴えた。

7日の学生による抗議活動では2人が扇動と新型コロナウイルス感染防止規制違反の容疑で逮捕されたが、その後釈放されている。

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