バンコクで2014年以降最大の反政府集会、学生の王室批判に賛同の声も

[バンコク 16日 ロイター] – タイの首都バンコクで16日、1万人を超える市民が参加した反政府集会が開かれた。2014年の軍事クーデター以降では最大規模。「独裁制を倒せ」「国家は国民のものだ」といった言葉が繰り返し唱えられ、軍部に後押しされているプラユット首相の退陣や野党への不当な干渉の中止などを要求した。

また学生の間から、かつてはタブー視されていた王室批判が飛び出すと、賛同する声が上がる場面も見られた。24歳の学生活動家は「われわれは新しい選挙と国民から選ばれた新しい議会を望んでいる。最終的には、本当の意味で王制が憲法の下に置かれることが夢だ」と演説し、王室の権力制限を訴えた。

反政府集会の性質に変化も見え始めた。これまでは学生主導の運動だったが今回はより幅広い層の市民が集まった。ある学生は、政治問題とともに経済問題を重点的に取り上げ、若者以外にも参加者の裾野を広げる戦略に切り替えつつあると説明している。

政府の報道官は「首相は関係当局と抗議活動を行っている人々の双方に懸念を伝え、暴力を避けてほしいと促した」と語り、世代間の相互理解を築くための適切な措置を講じるよう首相が内閣に指示したと付け加えた。

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