米、UAEへのF35戦闘機提供を検討=関係筋

[ワシントン 19日 ロイター] – 米国はアラブ首長国連邦(UAE)に対し、ロッキード・マーチン<LMT.N>製の最新鋭ステルス戦闘機「F35」の売却を検討している。政府との交渉に携わる業界関係筋が明らかにした。

UAEがイスラエルとの国交正常化で合意したことを受け、トランプ米大統領の娘婿であるジャレッド・クシュナー大統領上級顧問の仲介で売却を巡る調整が行われたという。

トランプ米大統領は19日の会見で、UAEは「F35」の購入に関心があると述べていた。

一方、イスラエルのネタ二ヤフ首相は、中東地域でのイスラエルの軍事的優越性を維持する必要があるとして、この売却に反対する意向。

交渉から実際の引き渡しに至るまでには時間がかかる見通しで、米国大統領選の結果次第では方針撤回となる可能性もある。また武器の売却には議会の承認が必要となる。

国防総省とホワイトハウスはコメントの求めに応じていない。

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