トランプ氏、食料配給プログラムに10億ドル追加拠出を表明

[ミルズリバー(米ノースカロライナ州) 24日 ロイター] – トランプ米大統領は24日、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で経済的に困窮している国民に食料を配給するプログラム「ファーマーズ・トゥ・ファミリーズ・フード・ボックス」に10億ドルを追加拠出すると発表した。

同プログラムは、通常レストラン向けに生産している農家から食料を購入し、失業などで困窮する国民に届ける政府の支援策の一環。

トランプ氏は、視察で訪れたノースカロライナ州の食品包装工場で「(同プログラムに)10億ドルを追加提供することを発表できて誇りに思う」と述べた。

農務省のウェブサイトによると、同プログラムは8月末までに最大27億ドル相当の食料を購入することを目指している。

ホワイトハウスは24日の声明で、このプログラムの下でフードバンクや非営利団体に7000万箱を超える食料を提供したと発表した。

米政府は4月、同プログラムが最大30億ドル規模になると発表した。しかし、ロイターは7月、フードバンクの関係者の話や農務省のデータに基づき、このプログラムの下で配給された食料が、6月末までの政府目標を大幅に下回ったと報じた。

同プログラムについては、フードバンクやアナリスト、上院議員らから、適切なタイミングで食料を調達して配給することができない経験の乏しい業者に発注されることが多いとの批判が出ている。

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