米州の新型コロナ感染者急増、若い層が主因=WHO地域事務所

[メキシコ市 25日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)米州地域事務局である汎米保健機構(PAHO)のカリッサ・エティエンヌ事務局長は25日、米州での新型コロナウイルス感染拡大は若い年齢層が主因になっているとの見方を示した。域内の新型コロナ感染者数と死者数は過去6週間で倍増したという。

エティエンヌ氏はウェブキャストで、感染者の増加が止まらない状況と拡大抑止の行動制限を緩和する当局の対応との間には「本質的なずれ」があると指摘。

PAHOのデータによると、米州の新型コロナ感染者は7月以降2倍以上に増え、約1200万人に達し、死者数も同期間でほぼ同じペースで増え、約45万人になった。

エティエンヌ氏は、域内の感染者の「大多数」は19─59歳の年齢層だが、死者の約7割が60歳以上だと説明。「若めの層が域内の感染拡大の主因になっていることを示している」とした。

その上で、各国政府は最も有効なデータに基づき経済再開の是非を決めるべきで、感染経路をより効果的に特定し、感染者の急増を抑えるために検査と感染者追跡システムを拡充すべきだと訴えた。

世界で最も感染が深刻な10カ国のうち6カ国が域内の国々(米国、ブラジル、メキシコ、コロンビア、ペルー、アルゼンチン)であることも指摘した。

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