韓国、コロナ新規感染が3月上旬以来の高水準 在宅勤務呼び掛け

[ソウル 27日 ロイター] – 韓国疾病予防管理局(KCDC)は27日、26日の新型コロナウイルスの新規感染者が441人だったと発表した。1日当たり感染者としては、国内で最初の大規模感染が発生した3月上旬以来の高水準となる。

うち、国内で感染した人は434人。これまでの感染者は累計1万8706人、死者は313人。

感染者の急増を受けて、韓国政府は在宅勤務の促進を企業に要請。中でもコールセンターや物流施設でのクラスターのリスクを警告した。

当局は、最近の感染増について、教会や反政府デモで感染が広がったためとしているが、人口密度の高い職場で新たにクラスターが発生する可能性に警戒感を強めている。

朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉相は「職場でのリスク要因を徹底的にあぶり出してしてほしい。特に、コールセンターや物流施設など、感染が広がりやすい環境には注意が必要だ」と指摘。「職場内での感染を抑制するため、柔軟な勤務時間、在宅勤務、分散勤務の導入などを通じて、職場にいる従業員の数を減らすよう努力して」と訴えた。

韓国では3月にコールセンターで大規模な感染例が発生したほか、6月にはインターネット通販大手「クーパン」の物流センターに関連して少なくとも100人の感染が確認された。

保健当局は現在、最高レベルのソーシャルディスタンス(社会的距離)規制の導入を検討している。そうなれば、学校や企業は閉鎖を要請され、経済に一段の打撃が及ぶのは必至だ。

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