米国で中国人研究者逮捕、機密ソフトの中国への送信に関与か

[ワシントン 28日 ロイター] – 米司法省は28日、カリフォルニア大学の中国人研究者(29歳)を逮捕、起訴したと発表した。機密のソフトウエアの中国への送信疑惑を巡る米連邦捜査局(FBI)による捜査中、コンピューターのハードウエアを破壊した疑い。

司法省によると、同研究者は7月、壊れたハードドライブを自宅アパートの外にあるごみ箱に捨てているのを目撃され、逮捕された。

司法省は「同研究者は、米国の機密のソフトウエアもしくはテクニカルデータが中国の国防科技大学に送られた可能性との関連で、捜査を受けている」と説明した。同研究者は、ビザの申請時や米連邦当局との面談の際に、中国軍との関係を否定していたが、それが虚偽だった疑いがあるという。

司法省は、捜査がいつ始まったのかについては触れていない。

米国では、証拠品の破壊は最長20年の禁錮刑に処せられる可能性がある。

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