米エクソン、世界的な人員削減を検討 豪では希望退職者募集

[メルボルン 2日 ロイター] – 米石油大手エクソンモービル<XOM.N>の広報担当者は2日、世界各地で人員削減の可能性を検討していることを明らかにした。同社はこれより先、オーストラリアで希望退職を募ると発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた燃料需要の急減により、石油業界では人員削減の動きが出ている。エクソンは第1、第2・四半期決算が連続赤字となったこと受け、設備投資と営業経費の削減方針を示していた。[nL3N2F24X6]

エクソンの米広報担当者はロイターへの電子メールで「事業の規模を適正化し、将来に向けて強化を図るため、国ごとに追加の効率化を行う可能性を検討している」と明らかにした。

7月時点ではロイターに対し、新型コロナに伴う人員削減の計画はないとしていた。

オーストラリア事業については2日、同国での現行および今後のプロジェクトの検証を終えたとし、希望退職者を募集すると発表した。どの程度の削減を目指しているかは不明だが、希望者全員を検討するとしている。

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