中国は「無法ないじめっ子」、南シナ海など巡り米高官

[ワシントン 17日 ロイター] – スティルウェル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は17日、最近の世界各地での中国の行動を見る限り、中国は「責任感のある世界的な経済主体」ではなく、「無法ないじめっ子」だと述べた。米大統領選挙が近づくにつれ、中国政府に対する強硬姿勢が強まっている。

米上院外交委員会の公聴会で、米国は他国に対し、米国側か中国側かを選ぶよう求めているのではなく、中国の「悪意ある」行動に立ち向かい、自国の主権と経済的利益を守るよう要請していると指摘。

また、米中間の競争が必ずしも紛争につながるとは限らず、北朝鮮問題などで利害が一致すれば、米国は中国政府との協力を模索するとした。

過去数カ月間の「中国政府の行動の中でも特にひどい事例があった」と言及。南シナ海、台湾周辺、日中紛争海域での「攻撃的な」動きやインドとの国境付近での衝突、モンゴルやチベットの文化を「消滅」させようとする試み、新疆ウイグル自治区での「弾圧と強制労働の継続」、中国政府による「過酷な」香港国家安全維持法(国安法)の強制などを挙げ、「これらは責任感のある世界的な経済主体の行動ではなく、無法ないじめっ子の行動だ」と語った。

中国大使館はスティルウェル氏の発言に関するコメント要請に現時点で応じていない。

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