焦点:菅政権、「聖域なき」改革へカギ握る調整力 問われる剛腕

[東京 18日 ロイター] – 菅義偉首相は18日、各府省の副大臣・政務官人事を固め、規制改革を柱とする政権運営が本格的に動き出した。菅氏周辺の政策ブレーンからは「聖域なき構造改革」を掲げた小泉純一郎元首相に近いとの見方もあるが、今後本格的に取り組む行政デジタル化や省庁縦割り排除には既得権益側の抵抗や副作用も予想される。これまでの辣腕ぶりには批判もある中で、調整力と突破力をいかに示すか、腕の振るい方が問われることになる。

<タイプは小泉型、圧倒的情報量で官僚凌駕>

「行政の縦割りや既得権益、あしき前例主義を打ち破って規制改革を全力で進める」。菅首相は16日の記者会見でこう強調した。

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