米、ロシア情報工作組織IRA関連の個人・団体に制裁
[ワシントン 23日 ロイター] – 米財務省は23日、 ロシア企業インターネット・リサーチ・エージェンシー(IRA)を率いるエフゲニー・プリゴジン氏に関連する8個人と7団体を制裁対象に指定した。
ロシア第2の都市サンクトペテルブルクに本拠を置くIRAは、ネット上に偽情報を流して影響力を及ぼすトロールファーム(情報工作組織)と見なされており、米政府は2016年の米大統領選挙に影響を及ぼす工作で中心的な役割を果たしたとの見方を示している。IRAを率いるプリゴジン氏はロシアのプーチン大統領と関係が近い実業家。
財務省は「ロシア大統領府と関連があるロシアの工作ネットワーク」を制裁対象としたと表明。ムニューシン財務長官は声明で「プリゴジン氏は悪意を持った政治的、経済的な影響を世界に拡散させるための国際的な支持者のネットワークを持っている」とし、「米政府は世界的に工作活動を行うプリゴジン氏の能力を引き続き標的とする」とした。
関連記事
国内ではファイヤーフォールを敷き、海外では世論戦を仕掛ける中共。では、中共のプロパガンダをいかに見分ければいいのか。習近平個人への批判は避けたり、法輪功迫害などの人権問題に沈黙する言説を流す人物は、中共の買収されているあるいは影響下にある可能性があると専門家はいう
中国共産党の日本への渡航自粛呼びかけで、打撃受ける中国系企業はどこか
世界が注目。ブルームバーグが選ぶ2026年の旅行先に台湾。夜市の熱気と食文化で、台北が存在感を強めている。
ロシア連邦捜査委員会は22日、モスクワで車爆弾が爆発し、ロシア軍参謀本部の高官が死亡したと発表した。当局は殺人事件として捜査を進めている
香港で12月18日、現金約10億円が奪われる強盗事件が発生。警察は15人を逮捕したが現金は回収されておらず、計画的犯行として捜査を続けている。