中国の国慶節連休、旅行者急増の見込み コロナ在宅の反動で

[北京/上海 28日 ロイター] – 10月1日の国慶節から始まる中国の大型連休期間中、同国内の旅行者は急増すると見込まれている。複数の航空便が満席となっているほか、旅行サイトでも宿泊施設の予約が急増している。

ここ数カ月間、新型コロナウイルス感染拡大の影響で旅行業界は低迷していたが、8日間の国慶節連休の旅行需要急回復により、状況が好転するとの期待につながっている。

新型コロナ感染拡大に歯止めがかからないアジアの他地域や欧米とは対照的に、中国の旅行業界は回復を見せてきている。

中でも、国慶節の大型連休は旅行業界の書き入れ時。政府のデータによると、昨年の国慶節にはのべ7億8200万人が旅行し、うち700万人超が海外に渡航した。

旅行サイトのトリップ・ドットコム<TCOM.O>は、今年はのべ6億人が旅行すると試算。9カ月間、需要低迷に苦しんだ旅行業界も息を吹き返すと期待している。

ただ、隔離要請や国際線の減便などを受け、海外旅行をする人はほとんどいない見通し。

その分、国内旅行が増加するとみられ、旅行サイトによると人気の高い路線はすでに満席になっているという。連休中の宿泊施設の予約件数も、前年比50%以上増加しているもよう。

華泰証券のアナリストは「在宅に飽き飽きし、どこかへ出かけたいという需要がうっ積している」と指摘した。

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