豪ビクトリア州、コロナ死者800人 感染は下火に

[シドニー 1日 ロイター] – オーストラリアで新型コロナウイルス感染のホットスポットとなっているビクトリア州で1日、新型コロナ感染症による死者が800人に達した。しかし感染拡大は下火になっており、アンドリュース州首相は、来年はロックダウンや行動制限のない新しい日常「COVIDノーマル」になるとの見通しを示した。

アンドリュース州首相は会見で「COVIDノーマルのクリスマス、COVIDノーマルの夏にしてウイルスを低レベルに長期間維持できると確信している」と述べ、2021年の大半、あるいは年間通じてCOVIDノーマルの状態になる可能性があると指摘した。

オーストラリアの新型コロナによる死者は888人。その90%をビクトリア州が占める。ただ、州都メルボルンで厳格なロックダウンを実施した結果、感染の拡大は抑えられてきた。1日の新規感染者は15人で2週間の平均は16人を下回った。メルボルンのロックダウンは、2週間の平均が5人を切るまで実施されることになっている。

ニューサウスウェールズ(NSW)州では、新規感染者が3人。新たな市中感染者が6日連続でゼロとなっている。クイーンズランド州は新規感染者がゼロだった。

関連記事
4月29日、テキサス大学オースティン校にテントを張っていた親パレスチナ派デモ参加者を、警察当局が逮捕し始めた。
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。
今年11月に迫る米大統領選で勝利した場合、トランプ氏は数百万人の不法移民の強制送還や中国製品の関税強化、議会議事堂事件で起訴された人々の恩赦を行うと米誌タイムのインタビューで語った。
米国連邦大法院で、ドナルド・トランプ前大統領に対して一定レベルの免責特権は適用可能かもしれないという前向きな解釈が出た。これは、任期中に適用された容疑に関して「絶対的な免責特権」を要求していたトランプ側の主張に対して懐疑的だった従来の立場から少し緩和されたものだ。
北米全土の大学生の間で、ハマスへの支持とパレスチナ人の幸福への懸念が急激に高まっている。ほとんどの学生にとって、それは地球の裏側にいる人々と密接なつながりがあるからではない。学業をなげうってまで過激主義に傾倒するのはなぜだろうか。