コロナ封鎖中の米交通事故死者数が減少=運輸省

[ワシントン 1日 ロイター] – 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)の速報値によると、新型コロナウイルス感染拡大抑制のため実施されたロックダウン(都市封鎖)期間中、米国の交通事故による死亡件数は減少したが、ドライバーがより危険な行動をする確率が上昇し、死亡率は過去15年で最高水準に達した。

6月30日までの3カ月間の交通事故による死亡率は、運転距離

1億マイル当たり1.42人で、2005年以来最高となった。

一方、交通事故による死者数は前年同期から3.3%(302人)減の8870人だった。

2019年の死亡率は同1.10人で2014年以来最低、死者数は2%減の3万6096人だった。

NHTSAはリポートで、「運転者が、スピードを出す、シートベルトを着用しない、薬物やアルコールの影響を受けている状態で運転するなど、より危険な行動をするようになった」と指摘した。

NHTSAのジェームズ・オーエンズ局長代行は、「このような傾向はいままで見たことがない。可能な限り速やかにこの傾向を反転させるため、緊急に行動する必要があると感じる」と述べた。

州知事幹線道路安全協会(GHSA)は、「あまりに多くのドライバーが、ガラガラの道路を見て、スピードを出す、薬物やアルコールの影響を受けた状態で運転する、抑制のない運転をするなど、危険な行為に及ぶようになった」と指摘した。

関連記事
米国連邦大法院で、ドナルド・トランプ前大統領に対して一定レベルの免責特権は適用可能かもしれないという前向きな解釈が出た。これは、任期中に適用された容疑に関して「絶対的な免責特権」を要求していたトランプ側の主張に対して懐疑的だった従来の立場から少し緩和されたものだ。
北米全土の大学生の間で、ハマスへの支持とパレスチナ人の幸福への懸念が急激に高まっている。ほとんどの学生にとって、それは地球の裏側にいる人々と密接なつながりがあるからではない。学業をなげうってまで過激主義に傾倒するのはなぜだろうか。
中国で保守国家秘密法改正案が5月1日から施行される。台湾で中国本土・香港及びマカオに関する業務を担当する大陸委員会(陸委会)は、中国渡航の必要性について慎重に考えるよう呼びかけている。
  オランダの総合情報保安局(AIVD)は、中国共産党によるスパイ活動が、オランダおよび国際社会の安 […]
韓国の申源シク国防相は1日、米英豪の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」への部分参加に向けた協議を行ったと明らかにした。