米最高裁判事の承認公聴会、12日に開始 上院司法委が発表

[ワシントン 5日 ロイター] – 米上院司法委員会は5日、トランプ大統領が最高裁判事に指名したエイミー・バレット氏の承認公聴会を12日に開始すると正式に発表した。公聴会の日程を巡っては、一部委員の新型コロナウイルス感染を受けて影響が出るのではないかとの見方が浮上していた。

共和党のグラム司法委員長は、12日午前9時(日本時間午後10時)に公聴会を開始すると発表した。

上院共和党トップのマコネル院内総務は、上院を少なくとも2週間休会とする一方で、バレット氏の承認手続きは「全速力」で進めると表明した。民主党の反対にもかかわらず、共和党は11月3日の大統領選までの同氏承認を目指している。

マコネル氏は「完全かつ徹底的で、速やかな承認手続きを進める」と述べた。

公聴会の形式については、新型コロナを踏まえ、一部メンバーが遠隔で出席するハイブリッド方式で行うと述べた。

上院司法委では、共和党のトム・ティリス議員とマイク・リー議員が新型コロナウイルスに感染したことが判明している。両議員は、9月26日にトランプ氏がホワイトハウスでバレット氏を指名した際に同席していた。

民主党のティム・ケーン上院議員はマコネル氏の発言を受け、上院は新型コロナに苦しむ米国民を支える法案審議に時間を費やすべきだと批判した。

*マコネル氏や民主党議員のコメントを追加しました

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