米、就労ビザ取得要件厳格化へ ハイテク業界の専門職などに影響

[6日 ロイター] – トランプ米政権は6日、専門性の高い知識や技術を有する外国人労働者に発給される専門職ビザ「H1B」の取得要件を厳格化する新規則を発表した。新型コロナウイルス禍の打撃で失業者が急増する中、米国人の雇用確保が目的と説明した。ハイテク業界を中心に影響が及ぶ見通し。

新規則は米労働省と国土安全保障省が策定。H1Bビザ申請要件である最低給与水準が大幅に引き上げられ、専門職に該当する職種が狭められる。12月から施行される。

政府の統計によると、H1B保有者の3分の2以上がインド国籍で、ハイテク企業に偏っていることから、ハイテク業界団体からの反発は必至だ。

トランプ大統領は6月、H1Bを含む一部の就労ビザ発給を年内凍結する方針を示していた。

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