日米豪、パラオの海底ケーブル敷設支援へ インフラ投資で連携

[シドニー 28日 ロイター] – オーストラリア政府は28日、日米とともに太平洋の島国パラオの海底通信ケーブル敷設を支援すると発表した。

ペイン外相の声明によると、同ケーブルは、シンガポールと米国の西海岸を結ぶインド太平洋の新たなケーブルの支線になる。

同相は、域内のインフラ投資パートナーシップに基づいて3カ国が資金提供する初めてのプロジェクトだと説明。

「日米と協力して、国際的なインターネットの接続環境強化に向けたパラオのビジョンを支援できることを非常にうれしく思う」と述べた。

太平洋島しょ国で中国の影響力拡大が懸念される中、オーストラリアは同地域への関与を強めている。

ペイン外相は、こうした政策の一環として「オーストラリアは最近、パラオに初の大使館を設置した」と述べた。

同国は、パラオの海底ケーブル事業に900万ドルの建設向け融資を含む1000万ドルを拠出する。

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