エアバス、第4四半期の現金収支均衡を予想 リストラ費計上

[パリ 29日 ロイター] – 欧州の航空機大手エアバスは29日、第4・四半期の現金収支が均衡するとの見通しを示した。新型コロナウイルスの流行を受けて、現金の流出が続いていたが、第3・四半期に流出に歯止めをかけた。

同社は航空需要の低迷に対応するため、人員削減を進めている。営業損益は、12億ユーロ(14億2000万ドル)のリストラ費計上が響き、赤字となった。

第3・四半期の調整後の営業利益は8億2000万ユーロで、予想を上回った。前年同期比では49%の減少。売上高は27%減の112億ユーロだった。

同社がまとめた市場予想は、調整後の営業利益が7億0800万ユーロ、売上高が114億3900万ユーロだった。

同社は、生産から引き渡しまでの期間を短縮することで、第3・四半期に現金の流出に歯止めをかけたと表明した。

ただ、エアバスの主力工場があるフランスとドイツでは、新型コロナの感染再拡大に対応するため、新たな行動規制が発表された。

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