2020年11月4日午前2時半ごろ、ホワイトハウスでスピーチを行ったトランプ大統領とメラニア夫人、ペンス副大統領(Chip Somodevilla/Getty Images)

ツイッター、開票不正をめぐるトランプ氏の投稿を次々と削除 激戦州で不審点

米大統領選挙で再選を目指す共和党のトランプ大統領は11月4日、ツイッター上で投票集計に不正があると、複数回投稿した。しかし、ツイッター社は大統領の投稿について、ユーザーに注意を喚起するラベルを付け、または削除した。一方、激戦が繰り広げられたウィスコンシン州で、投票の数が登録有権者数を大幅に上回ったほか、ミシガン州では4日早朝に開票作業が行われるなど、不審な点がある。

トランプ大統領は4日、「昨夜は大半の重要州で、およそ明確に私がリードしていた。どれも民主党州か民主党支配だ。それからいきなり、郵便投票の山が出てきて集計されるにつれ、手品みたいに一州ずつ私のリードが消えたのだ。とてもおかしいことだ」と投稿した。ツイッター側は「誤解を招く可能性がある」として、この投稿を削除した。

また大統領が、ツイッター・ユーザーのマット・ウォルシュ(Matt Walsh)氏の投稿をリツイートし、「これはいったい何事だ?」とのコメントを付けた。この投稿も注意喚起のラベルを付けられた。ウォルシュ氏は、コメントの中で「(選挙結果をめぐって)法廷で抗争する理由は十分にある。誠実な人であれば、今起きたことを無視できず、今の状況が正常でどうでもよいと口にできないからだ」と主張した。

▶ 続きを読む
関連記事
アメリカの漁師が、色鮮やかで極めて珍しい巨大なヒトデを捕獲した。このヒトデは、絶滅危惧種とされているヒマワリヒトデだった 
中国共産党の西側への浸透工作が注目されている。EVバッテリー工場Gotion Inc.の中国親会社は、従業員が中国共産党への忠誠を誓う様子を示す報告と動画を出した。米国の各界から、同社と中国共産党との関係の調査が求められている。
ジム・リッシュ米国上院議員はikTokは洗脳マシンのようにできている、青少年を引きつけ影響している、数百万人の米国人の健康、安全、プライバシーにとって長期的に最も大きな脅威を引き起こす可能性があると指摘。
ワグネル傭兵団のリーダーであるエフゲニー・プリゴジン氏は23日、ロシア軍トップのワレリー・ゲラシモフ将軍がウク […]
平均的に、米国人は自分のスマホに40のアプリを入れている。その中には便利なものもある。しかし、新しいレポートによると、多くのアプリは、表向きは便利なものであっても、人々のプライバシーにとって危険である。アプリは個人データを収集し、その結果を第三者と共有する。多くの場合、私たちの知識や同意なしにそれが行われている。