ミシガン州デトロイトの開票所=2020年11月4日 (Elaine Cromie/Getty Images)

激戦州めぐる不正疑惑 SNSで目撃情報が流れる=米大統領選

11月3日から始まった米大統領選の開票作業は今も続いている。ジョージア州、ミシガン州、ペンシルベニア州などの激戦州で不正投票に関する目撃情報がSNSに相次ぎ投稿された。

ジョージア州共和党のデービッド・シェーファー(David Shafer)委員長は4日、自身のツイッターに「フルトン郡(Fulton County)は昨夜、閉庁という理由で私たちの選挙監視員を追い払った後、秘密裏に集計作業を行っていた」と投稿した。

他の地区でも同様の状況が発生している。トランプ陣営の選挙運営責任者マイク・ローマン(Mike Roman)氏は3日、「フィラデルフィア州では、民主党の選挙事務関係者が共和党の選挙監視員を完全に排除した」とツイートした。

また、同氏の別のツイートでは、ミシガン州ポンティアックの投票所付近で、トランプ陣営のボランティアが民主党の工作員からバイデン氏に投票するようサンプルの投票用紙と5ドルを渡されたことが明らかになった。

このボランティアは動画の中で事件を回顧し、「民主党を含むすべての人が不正を働かず誠実に投票することを願っている」と締めくくっている。

ツイッターに投稿された複数の動画や画像には、ミシガン州デトロイトで、共和党の選挙監視員が投票所への立ち入りを拒否され、選挙事務関係者らは選挙監視員を追い出した後に投票所のドアや窓を段ボールで遮っている様子が映し出されている。

3日夜、ウィスコンシン州とミシガン州は突然、投票の集計を停止した。数時間後に集計が再開されると、両州でバイデン氏の得票数が急上昇したという異常な現象が現れた。

オーストラリアの国会議員ジョージ・クリステンセン(George Christensen)氏は5日、自身のフェイスブックで「左翼メディアや大手ハイテク企業は、米国の大統領を検閲できるが、結果が出ていないすべての州でトランプ氏がリードしているという事実を変えることはできない。トランプ大統領が言ったように、彼らが今できることは選挙詐欺だけだ」と指摘した。

同日、オーストラリアのジョー・ホッケー(Joe Hockey)元駐米大使は2GBラジオで、トランプ陣営が投票数を疑問視する「非常に正当な理由」があり、米大統領選で不正があったことは間違いないと述べた。

トランプ陣営は4日、「異常事態が見られた」として、ウィスコンシン州、ミシガン州とジョージア州で不正投票に関する訴訟を起こし、開票作業の停止や再集計を求めている。

(翻訳編集・王君宜)

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