スペイン新型コロナ感染者数、今週末は3.8万人増 ピークからは鈍化

[マドリード 16日 ロイター] – スペイン保健省によると、16日時点の新型コロナウイルス感染者数は13日時点から3万8273人増加した。週末の増加数のピークとなった11月2日の5万5000人強から鈍化が続いている。

感染者の累計は149万6864人で、フランスに次いで欧州で2番目に多い。死者は484人増の4万1253人。

スペインは10月末、6カ月にわたる緊急事態宣言を発動。自治体による夜間外出禁止令や移動制限の実施が法的に認められた。

保健省保健緊急対策調整局のフェルナンド・シモン局長は記者会見で、「(新規)感染者数は緩やかな減少傾向が続いているが、まだ10万人に対し470人の割合だ。これは、まだまだ多い」と語った。

先週は、直近14日間の10万人当たりの新規感染者数がおおむね500人を上回っていた。

シモン局長は、スペインの19の自治州・都市のうち17の自治体で、新規感染者数が横ばいまたは減少していると述べた。

しかし医療機関は逼迫感が強まり続けており、集中治療病床の約3分の1が新型コロナ患者で埋められている。シモン局長は、この傾向は少なくとも今後数日は継続するとの予想を示した。

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