日本製アニメの権利保護、しっかり対応する=加藤官房長官

[東京 17日 ロイター] – 加藤勝信官房長官は17日午後の会見で、香港警察がフェースブックに投稿したキャラクターが日本の人気アニメ「鬼滅の刃」の主人公に似ているとの報道があることに関連し、日本製のアニメの権利保護は大切で、しっかり対応していくとの方針を示した。

加藤官房長官は個別の著作権に関してはコメントしないと断った上で、これまでも海賊版サイトへの対応などについて、関係省庁が連携して対応策を検討してきたと指摘。さらに、日本のアニメの権利保護は大切で、「しっかりした対応を講じたい」と語った。

一部の報道では、香港警察の詐欺防止のキャンペーンのキャラクターが鬼滅の刃の主人公・炭治郎に似ており、著作権を侵害しているとの指摘が香港市民から出ていると伝えられている。

一方、日経平均株価<.N225>の終値が29年ぶりに2万6000円台を回復したことに対しては、株価の動きにコメントしないとしつつ、「引き続き市場動向を注視し、経済財政運営に万全を期していく」と語った。

また、スーパーコンピューター「富岳」が性能ランキング4部門で、今年6月に続いて2期連続の世界一になったことに対しては「大変喜ばしい」と表明。この性能を生かして新たな成果が生まれることを期待していると述べた。

(田巻一彦)

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