タイ警察、抗議デモ参加で高校生2人を訴追へ

[バンコク 20日 ロイター] – タイ警察は20日、先月15日に非常事態宣言に違反して抗議デモに参加したとして、高校生2人を訴追する方針を示した。

2人は学生団体のリーダー。両親・弁護士を伴って取り調べを受けるという。先月15日の抗議デモには約1万人が参加した。

タイのプラユット首相は19日、首相更迭、憲法改正、王室改革を要求する抗議デモの参加者に対し、あらゆる法律を適用して措置を講じると表明していた。

訴追される15歳の高校生は、ロイターに「リーダーを逮捕しても、さらに数百人が立ち上がる。刑務所が足りなくなるだろう」とのメールを送信した。

学生団体は21日も抗議デモを予定しており、この学生もデモに参加する予定。訴追されるもう1人の高校生は17歳。

デモは総じて平和的に行われているが、17日のデモでは警察が催涙弾や放水銃を使い、少なくとも55人が催涙弾で負傷。銃撃で6人が負傷した。

25日には王室財産管理局の前で大規模な抗議活動が予定されており、デモ参加者は国王が私的に管理している王室財産の返還を求める予定だ。

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