スイスのスキーリゾートで変異種、400人隔離 チェコでも確認

[パリ/サンモリッツ(スイス)/オスロ/プラハ/パリ 18日 ロイター] – スイスのスキーリゾート、サンモリッツで、約10人に感染力が強いとされる新型コロナウイルス変異種感染が確認されたため、高級ホテル2軒の従業員約300人と宿泊客95人が隔離された。スキー学校も閉鎖された。

当局によると、南アフリカと英国で検出された変異種に類似しているものの、いずれの変異種と一致するかどうかはまだ断定できないという。

チェコの保健当局も18日、英国の変異種が国内で確認されたと発表した。

ブラトニー保健相は記者会見で、最近の感染者の約10%は英変異種の可能性があるとし、今後医療体制を圧迫する恐れがあると指摘。「感染のスピードが速いことを踏まえると、遅かれ早かれ変異種が優勢になる」と述べ、大部分の学校や商店の閉鎖など現行のロックダウン(都市封鎖)を継続する考えを示した。

一方、米ウォルト・ディズニーのフランスのテーマパーク「ディズニーランド・パリ」は18日、欧州での新型コロナ感染状況を踏まえ、営業再開を4月2日に延期すると発表した。当初は2月13日の再開を予定していた。

フランスでは新型コロナ感染症による死者が7万人を超える。1日当たりの平均感染者数は18日に1万8270人と、6週半ぶりの高水準に達した。

フランスはこれまでのところ3度目となる全土のロックダウンには踏み切っていないが、16日から夜間外出禁止措置の開始時刻を午後6時に前倒しした。

カステックス首相は地元テレビで、状況が悪化すればロックダウンに踏み切る可能性があると述べた。

ポルトガルでは、1日のコロナ死者数が167人と最多を更新。累計では9028人になった。これにより新たな制限措置が導入され、出勤で外出する際は労働証明書の携行が義務付けられるほか、他の市区町村への週末の移動が禁止される。

こうした中、ノルウェーのソルベルグ首相は、2週間にわたり実施していた感染拡大抑制策が一定の成功を収めたとし、人の集まりや学校の制限措置など一部の抑制策を緩和すると発表した。

しかし、感染率は依然安心できる水準まで低下していないとし、バーやレストランでのアルコール提供は引き続き禁止するとした。

欧州疾病対策センター(ECDC)によると、ノルウェーの新型コロナ感染率はアイスランド、ギリシャ、ブルガリア、フィンランドに次ぎ、欧州で5番目に低い。

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