WHOコロナ調査団が始動、武漢の研究所や海鮮市場など調査へ

[武漢(中国) 28日 ロイター] – 新型コロナウイルスの起源を探る世界保健機関(WHO)の調査団は28日、湖北省武漢市のホテルで2週間の隔離期間を終え、現地調査を開始した。

調査団は今後2週間、中国に滞在する予定で、武漢の研究施設や市場、病院などを訪れ調査を行う計画のほか、29日には現地の科学者との会合が予定されている。

WHOによると、訪問先には武漢ウイルス研究所や武漢疾病予防管理センター(CDC)の研究所、当初の新型コロナ感染源とされる武漢の華南海鮮市場が含まれる。また、新型コロナ流行初期の感染者から話を聞くという。

WHOは「調査団は科学に基づき作業を進め、全ての仮説が検討される」とした上で、「調査団が必要とする支援やアクセス、データを得る」ことに期待を表明した。

WHOで緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は今月、完全な起源の特定は困難な作業であり、答えが保証されているわけではないと指摘。「異なる環境下でそれを可能にするには、2─4回の試みが必要になり得る」との見方を示した。

今回の調査を巡っては、中国政府が調査団の受け入れを遅らせたとして、WHOトップが異例の批判を展開。中国側は、新型コロナウイルスが武漢市で見つかる以前に国外で発生していたとの見方を示している。

*内容を追加しました。

関連記事
アメリカのキャンパス、テスラの工場、そして今月スウェーデンで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテストの会場において、混乱を招き、あからさまに破壊的ですらある凶悪犯たちに共通するものは何だろうか?彼らは皆、何らかの形で資本主義を破壊したいのだ。
5月16日、欧州の消費者団体は、動画プラットフォーム拼多多(Pinduoduo)の海外ECオンラインショップT […]
世界政府実現への努力は決して止むことはなかった。国連はその一つに過ぎない。エリートの狙いは、最も賢い人々からなる極少数のエリートによって支配される未来の世界政府だ。
多くのアメリカ人は、いまや1960年の選挙についてあまり覚えていない。 また、2020年の選挙が1960年の選挙と非常に似ていることに気づいている人も少ない。
アヴリル・ヘインズ国家情報長官によると、北京は米国や世界の選挙に影響を与える能力に自信を深めているという。 2024年の選挙に対する外国の脅威に関する上院公聴会でヘインズ氏は、中共当局は人工知能とビッグデータ分析を通じて影響力作戦のツールを完成させていると述べた。