特定の離乳食に「危険水準の毒性重金属」、米議会小委が報告

[ワシントン 4日 ロイター] – 米議会下院の監視小委員会は4日、特定の離乳食に「危険水準の毒性重金属」が見つかり、神経障害を引き起こす可能性があるとの報告書を発表した。

調査対象となったのはナーチャー、ヘイン・セレスティアル・グループ、ビーチ・ナット・ニュートリション、スイス食品大手ネスレ傘下ガーバーが製造した離乳食。また、ウォルマート、キャンベルスープ、スプラウトオーガニックフーズが調査への協力を拒否したことを「非常に懸念している」とした。

報告書は、企業の内部基準で危険水準の毒性重金属含有が容認され、製造メーカーが水準を超える離乳食を販売していたと指摘。米規制当局に対し、離乳食に含まれる毒性重金属の最大値を設定し、メーカーに原材料だけではなく製品に対する検査を義務付けるよう求めた。

一方、メーカー側は離乳食に必然的に含まれる重金属の水準を引き下げるよう努めていると述べた。

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