仏、コロナのICU患者が2カ月超ぶり高水準 入院者も増加

[パリ 8日 ロイター] – フランスで8日、新型コロナウイルス感染のため集中治療室(ICU)に収容されている患者が3363人に達し、昨年12月3日以来の高水準となった。入院者数も2日連続で増加した。

保健省が発表した8日の新規感染者は4317人。前日は1万9715人、1週間前の1日は4347人だった。

過去7日間の移動平均は1万9986人で前日から微減。しかし、政府が12月に設定した目標の5000人の約4倍の水準となっている。この目標は、まだ一度も達成されていない。

政府はこのほか、ICUの患者数を再び2500─3000人まで抑える目標も設定している。

ICU患者数は1月7日に2582人まで減少していた。

入院者は343人増加して2万8037人。死者は458人増の7万9423人と世界で7番目に多い。

前日は171人が死亡。7日間の平均は416人となった。

フランスは一部近隣諸国と異なり、3度目のロックダウン(都市封鎖)を回避。12月15日に発動した外出禁止措置とワクチン接種プログラムの効果に期待している。ワクチンは、これまでに200万人以上が接種を受けている。

しかし保健当局者らは、医療制度の逼迫と、より感染力の強い変異株の影響について引き続き警告している。

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