ミャンマー国軍、デモ扇動で著名人に逮捕状 逮捕者500人近くに

[18日 ロイター] – ミャンマーでは、2月1日のクーデターで全権を掌握した国軍への抗議活動が続いており、逮捕者は500人近くに上っている。国軍は、デモやストライキを扇動したとして映画監督など著名人6人の逮捕状を出した。

国軍は17日夜、公務員に抗議活動参加を呼び掛けたとして映画監督や俳優、歌手など著名人6人を指名手配した。手配対象の俳優はフェイスブックに「人々が団結する姿は素晴らしい。国民のパワーは国民の手に戻されなければならない」と投稿した。

国軍は、不服従運動をしている公務員に職務復帰を要請し、復帰しなければ処罰すると警告しているが、従う気配はない。

第2の都市マンダレーでは17日夜、鉄道の運行を止めた鉄道職員らに治安部隊がゴム弾などを発砲。地元住民によると1人が負傷した。

最大都市ヤンゴンでは18日未明、警察が主要大学付近のデモ隊に解散を命令した。18日も学生や労働者のデモが予定されている。

ミャンマーの人権団体、政治犯支援協会(AAPP)によると、クーデター以降、拘束された人は17日時点で495人に達し、460人が今も拘留されているという。

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