中国は世界レアアースの70%以上を供給 サプライチェーン多様化は急務
これまで中国がほぼ独占的に希土類鉱物を供給している状態にあったが、米国とそのインド太平洋地域の提携諸国が「脱中国依存」の動きに乗り出した。希土類鉱物は防衛技術に不可欠である。たとえば、各F-35ライトニングIIステルス戦闘機1機の製造に400キログラム超の希土類材料が必要となる。そのため、その供給状況は大きな安保懸念となる。
ワシントンDCに本拠を置くシンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)によると、中国は世界の希土類鉱物の70%以上を供給している。中国はその立場を乱用して、同地域の諸国に圧力をかけている。2010年には日本への希土類鉱物の輸出制限を検討すると発表していた。
オーストラリアン・ストラテジック・マテリアルズ社のデビッド・ウッドオール業務執行取締役は、「希土類(レアアース)の採掘・加工から完成品の製造に至るまで、希土類の統合サプライチェーンを構築しているのは中国のみである」とし、「これにより世界市場において中国の優位性が確立されている」と説明している。
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