(KAZUHIRO NOGI/AFP via Getty Images)

<写真>祈り 東日本大震災から10年

およそ2万人が犠牲になった東日本大震災から3月11日で10年を迎えた。宮城、岩手、福島など東北地方を中心に東日本各地で追悼行事が行われた。宮城県名取市閖上地区では、亡くなった家族や友人への想いをつづったハト型の風船を飛ばした。

東京の国立劇場では、東日本大震災十周年追悼式が開かれ、両陛下も参列された。陛下は、「今なお様々な困難を背負いながらも、その苦難を乗り越えようとたゆみない努力を続けている人々に思いを寄せ、安らかな日々が一日も早く戻ることを皆さんと共に願い、御霊(みたま)への追悼の言葉といたします」と述べられた。

行方不明者の捜索を前に宮城県亘理町の海岸で地震と津波の犠牲者に黙とうをささげる、宮城県警察官たち。気仙沼市から亘理町にかけての沿岸部で、ボランティアも参加する一斉捜索が行われた。震災関連の漂着物や遺留品が近年も発見される例がある。

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