【東日本大震災特集】
福島県双葉町で震災後初の追悼式 町長「やっと光に向けてスタート切れた」
東日本大震災と福島原子力発電所事故から10年。福島県の双葉町の産業交流センターで3月11日、町では震災後初となる追悼式を開催した。式典には町長および町の関係者、遺族ら計60人ほどが参加し、犠牲者を追悼した。また、伊澤史朗町長は式辞で、復興推進への考えを語った。
参加者は全員、地震が発生した午後2時46分に黙とうをささげた。伊澤町長は「最愛のご家族、ご親族、そしてご友人を亡くされた方々に心から哀悼の誠を捧げます」と述べた。そのうえで、避難指示区域の解除や常磐線の全線開通など復興の例をあげ、「震災の発生から10年、双葉町はやっと光に向けてスタートを切ることができた」と語った。
双葉町では、大地震による津波で21人の町民が亡くなった。そして155人の町民が震災関連死と認定されている。
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