テキサスなど18州、石油パイプライン建設認可取り消し巡り政権提訴

[17日 ロイター] – バイデン米大統領がカナダの油田と米メキシコ湾岸の製油所を結ぶパイプライン「キーストーンXL」の建設認可を取り消したことを巡り、テキサス州など米国の複数の州が政権を提訴した。テキサス州のパクストン司法長官が17日夜に明らかにした。

訴状は、米議会が決定したエネルギー政策を変える一方的な権限はバイデン氏にはないと主張している。

訴訟はテキサス州連邦地裁で起こされ、テキサス州司法長官のほか、モンタナ州のクヌーセン司法長官が提起。アラバマ、アーカンソー、ジョージア、インディアナ、ケンタッキー、ルイジアナ、ミシシッピ、ミズーリ、ネブラスカ、ノースダコタ、オハイオ、オクラホマ、サウスカロライナ、サウスダコタ、ユタ、ワイオミング各州の司法長官も参加した。

ロイターはホワイトハウスにコメントを求めたが、現時点で回答はない。

各州は訴状で「キーストーンXLの建設認可を取り消す大統領の一方的な決定は、批准時に州が合意した憲法の構造に反する」などとしている。

関連記事
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国共産党の国家安全部が主導する研究機関は、AI技術とビッグデータを利用してカナダの華人議員の個人情報を密かに収集している。
米イエレン財務長官の最近の訪中は、新たな貿易戦争の予兆であるとする見方がある。イエレン氏は中国当局に対し、ダン […]
全世界の軍事費支出が9年連続で増加し、過去最高値を再び更新したことが明らかになった。スウェーデンに本部を置くシンクタンク「ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)」が22日(現地時間)に公開した報告書によると、昨年の全世界の軍事費支出規模は約2兆4400億ドル(約772兆円)に達すると集計された。