米議員、バイデン氏に「大量虐殺で北京五輪をボイコットか」MLBの球場変更めぐり
米大リーグ機構(MLB)はこのほど、ジョージア州の選挙法改正への対抗措置として、7月に予定されていたオールスターゲーム2021の会場を同州アトランタから変更すると正式に発表した。バイデン米大統領はMLBの対応を支持すると表明した。共和党の米議会議員は大統領に対して、この強硬姿勢で北京冬季オリンピックをボイコットするよう呼びかけた。
ジョージア州議会は3月25日、選挙に関する州法の改正案を可決した。同改正案は、不在投票時における身元確認を厳格化し、投票箱のセキュリティ対策を強化するなどと定める。同州のブライアン・ケンプ(Brian Kemp)知事が同日署名し、同法は成立した。米共和党の政治家らは同改正案の成立によって、ジョージア州の選挙活動をめぐり有権者の信頼回復を図れると歓迎した。一方、民主党などは黒人の投票権が制限されたと批判を強めている。
MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーは2日、「MLBは米国人の投票権を支持し、投票への制限に反対する」と述べ、今季のオールスターゲームとドラフト会議の開催地を変更すると正式に発表した。
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