【医学古今】
狭心症に漢方療法
狭心症(きょうしんしょう)とは、心臓の筋肉に酸素を供給している冠動脈の異常(動脈硬化、攣縮など)による一過性の心筋の虚血のため、胸痛や胸部圧迫感などの症状が現れる心疾患です。現在、ほとんどの患者が現代医学の薬物療法を受けますが、漢方医学の治療法で、より良い効果が得られる場合もあります。
狭心症のような疾患は漢方医学で「胸痺」(きょうひ)、「心痛」(しんつう)と呼ばれ、寒邪、痰飲、気滞、瘀血などの病因による病気だと考えられています。つまり、寒邪は血管を縮ませる、痰飲は血流を阻害する、気滞は血管を痙攣させる、瘀血は血管を詰まらせることによって心筋の循環障害が起きて発症します。
一般的に、冷えて症状を誘発する場合は寒邪によるもの、精神的なストレスで症状を誘発する場合は気滞によるもの、過飲食や過栄養で症状を誘発する場合は痰飲によるもの、夜間安静時に症状が発生しやすいものは瘀血によるものが多いのです。
関連記事
自分を許せない背景には、過去へのとらわれや強すぎる責任感が関係することがあります。責任を受け止めながら心を軽くする視点を紹介します。
突然の動悸や脈の乱れは、一時的なものだけでなく危険な不整脈の可能性もあります。受診の目安や発作時の対処法を医師が解説します。
春に悪化しやすい喘息、その原因は「炎症」にあった?最新研究が示す治療の変化と、発作を防ぐための生活の工夫をわかりやすく解説します。
鳥を見たり鳴き声に耳を澄ませたりすることは、不安や孤独感を和らげ、心を今に戻す助けになる可能性があります。気軽に始められる自然の癒やしです。
薬だけに頼らず、運動と生活習慣で進行にブレーキをかける——パーキンソン病と向き合う新しいアプローチをわかりやすく解説します。