≪医山夜話≫ (57)
魚スープ
「大工の家の腰掛けは3本足、裁縫の家の子供は尻丸出し、医者の家の病人は誰も治さない」という諺があります。
小さい時から我が家では、病人は魚のスープを飲む特権がありました。私の故郷は中国江南の水郷にあり、川魚で作ったスープは美味しいご馳走です。子供が多いため、旧正月などの特別な時以外、めったに魚スープを口にすることはありませんでした。ですから、病気にかかった時に飲める魚スープは、私にとって大きな誘惑でした。
私は末っ子ですが、2歳年上の兄は私より祖母の愛情をたくさん受けていたので、よく魚スープを飲んでいました。兄が苦い漢方薬を飲むふりをして、見た目はとても苦しそうですが、時々満足そうな表情を浮かべるのを見て、私はとても羨ましいと感じました。そこで、「魚スープを飲めるなら、たとえ病気になってもいい」と密かに思っていました。
関連記事
スージー・ワイルズ米首席補佐官は乳がんを患っていた時期を振り返った。がんと懸命に闘う一方、負担の大きい首席補佐官の職務を担い続け、トランプ政権2期目の中でチームを率いながら最終的に回復したワイルズ補佐官の気づきとは
外反母趾は見た目だけの問題ではなく、足全体の使い方にも関わります。早い段階なら、足指やアーチを整える運動が、痛みや負担を和らげる助けになるかもしれません。
恐怖は心だけでなく、体にも影響を残すことがあります。頻尿、不眠、動悸と腎の関係を中医学の視点で解説します
「もう年だから」「今さら遅い」。そう思っていませんか?向上心は年齢に関係なく、誰もが持てるものです。日常の中で実践できる7つの方法で、もう一度「なりたい自分」を目指しましょう
一枚の桑の葉が蚕の体内で絹糸へと変わり、礼制や衣冠文化を支え、五千年の中華文明を紡ぎ出していく。小さな生命の神秘と悠久の歴史の源流、そして万物に宿る秩序と思索を描いた文明論エッセイ