サリバン駐ロシア米大使が一時帰国へ 対ロ関係を協議

[モスクワ/ワシントン 20日 ロイター] – 米国のサリバン駐ロシア大使は20日、バイデン政権高官と協議するために今週、一時帰国することを明らかにした。米ロの緊張が高まる中、ロシアは先週、サリバン氏に一時帰国を勧告していた。

サリバン氏は米大使館のサイトに掲載された声明で「バイデン政権の新たな同僚とワシントンで現在の米ロ関係について直接協議することが重要だと考えている」と表明した。

数週間でロシアに戻るとし、バイデン大統領とプーチン・ロシア大統領の会談が行われれば、その前にモスクワに戻っていると説明した。

米政府は15日、ロシアによる昨年の米大統領選への介入やサイバー攻撃など「悪質」な活動に対する報復として、包括的な制裁措置を発動した。これに対しロシアのラブロフ外相は16日、米外交官10人の国外退去を求めると発表した。

米ロ間の緊張が高まっているがロシア政府はこれまでのところバイデン氏が提案した首脳会談を拒否していない。プーチン氏は22日、バイデン氏が主催するオンラインによる気候変動サミットで演説する予定。

ホワイトハウスのサキ報道官は記者団に対し、サリバン大使が帰国中にバイデン大統領に面会するかついては承知していないとし、同大使は「近くモスクワに戻る」と述べた。

国務省のプライス報道官は、バイデン政権が「ロシアに対する新たなアプローチ」を策定する中、サリバン大使の一時帰国は格好の機会になるとの考えを示した。

*情報を追加しました。

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