ナワリヌイ氏の生命「深刻な危険」、国外での緊急治療必要=国連専門家
[ジュネーブ 21日 ロイター] – 国連の人権専門家は21日、ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の生命が「深刻な危険」にさらされているとし、ロシアに対し国外での緊急治療を許可するよう呼び掛ける声明を発表した。
ナワリヌイ氏(44)は収監先の刑務所で脚と背中の痛みを訴えたものの治療を拒否されたため3月31日にハンガーストライキに入り、健康状態の悪化を受け、今月19日に受刑者用の病院に移送された。
国連人権専門家は声明で、ナワリヌイ氏は警備が厳重な刑務所で厳しい状況下に置かれ「適切な医療処置を拒否された」とし、こうした状態は虐待に相当すると指摘。「生命が深刻な危険にさらされている」とし、「ナワリヌイ氏が自身の医師の診療を受け、2020年8月と同様に緊急的に国外で治療を受けることを許可するよう、ロシア当局に呼び掛ける」とした。
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