米カリフォルニア州、知事のリコール投票に必要な署名集まる

[サクラメント(米カリフォルニア州) 26日 ロイター] – 米カリフォルニア州の選挙管理当局は26日、ニューサム知事(民主党)のリコールを求める署名集めについて、住民投票を実施するのに必要な署名が集まったと明らかにした。

秋に住民投票が実施される可能性が高まっている。共和党からは、トランスジェンダーの著名人ケイトリン・ジェンナー氏など3人が既に立候補を表明している。

共和党のケビン・ファルコナー・サンディエゴ前市長も「この運動を主導する準備ができている」と宣言し、「ニューサム氏の失敗から新たなページをめくろう」と呼び掛けた。

一方、ニューサム陣営は、リコール運動が共和党による権力掌握に向けた取り組みだと批判した。

カリフォルニア州では、知事のリコールは2段階のプロセスで行われる。有権者は知事を解職するかどうかを決め、同じ投票用紙で後任知事を選ぶ。

リコールはまだ正式に承認されておらず、投票日も未定。当局は29日までに有効な署名を集計する。その後有権者は30日以内なら承認取り消しが可能。

当局によると、26日時点でリコール投票を求める160万人の署名が集まった。

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