カナダ下院のカナダ・中国関係に関する特別委員会(CACN)のガーネット・ジニアス副委員長(新唐人テレビより)

カナダ下院委員会、衛生当局者を追及 中国系研究者のウイルス武漢輸送で

カナダ下院のカナダ・中国関係に関する特別委員会(CACN)は26日、2019年に国立微生物学研究所(NML)の中国出身の科学者が生きているエボラウイルスを中国に持ち出したことをめぐり、カナダ公衆衛生庁(PHAC)とNMLの責任者を徹底的に追及する姿勢をみせている。

CACNは、PHACのイアン・スチュワート(Iain Stewart)長官とNMLのギョーム・ポリクイン(Guillaume Poliquin)副所長代行を5月10日の公聴会に再び召喚する予定。公聴会で、議員らは、NMLからエボラウイルスとヘニパウイルス(Henipavirus)が中国軍に近い中国武漢ウイルス研究所(WIV)に送られたことについて、指定期日に関連情報を議会に提示しなかった理由を問う。

NMLはバイオセーフティーレベル4実験室(P4実験室)を持ち、各種の感染症や病原体となるウイルスの研究を行っている。

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