米と同盟国が「包囲網」、対する中国の分断戦略は

[北京 19日 ロイター] – 米国が同盟国との関係を駆使して中国への圧力を強める体制を再構築しつつある中で、中国はロシアやイランといった強権的な国や、中国に経済依存する国との連携を深めようとしている。さらに対抗制裁措置や恫喝(どうかつ)という手法も用いて、西側の同盟関係の分断も狙っている。

複数の外交官や専門家によれば、バイデン米政権は他の民主主義国に対し、人権や南シナ海などでの地域安全保障で強引さが増す一方の中国に対し、毅然とした態度を取るよう呼び掛けている。これは中国にとって非常に憂慮すべき事態だという。

中国外務省はロイターに対し、米国が自己のイデオロギーに沿って国際政治を「ブロック」化し、反中国派を形成しようとすることに中国が常に断固反対してきたと表明。「われわれは関係諸国が自らの国益を明確に見定め、米国の反中国の道具に成り下がらないよう期待している」とコメントした。

▶ 続きを読む
関連記事
ドバイ発テルアビブ行きのフライドバイ機で発生したハイジャック事件で、負傷したインド人機長は回復している。副操縦士には過激思想の影響が指摘され、当局はUAEやイスラエルなどが動機や組織的関与を調べている
中国のスマートカーが海外市場に急速に進出する中、車載カメラやマイク、GPS、通信システムを巡り、各国でデータや国家安全保障上の警戒が高まっている。現在、英国、米国、ポーランド、イスラエルなどが、それぞれ程度の異なる制限措置を講じている。
米中の高官による会談で、日中関係が議題となった。日本メディアが政府関係者の話として伝えたところによると、トランプ米大統領は中国共産党中共)党首の習近平との会談で高市早苗首相を称賛し、習近平に高市氏との直接対話を促した
現在、韓国の情報機関は、半導体と電池分野の第一線の研究者に対し、技術流出のリスクが高まっているとして、中国からの採用の誘いに警戒するよう呼び掛けている
米サイバーセキュリティー企業によると、中共政権と関係のあるハッカー集団TA419は元ホワイトハウス高官らになりすまし、AI規制や輸出規制を研究する専門家を標的にフィッシング攻撃を行った。米国や日本のシンクタンクなども標的